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高畑耕治
高畑耕治

2018年02月04日

本居宣長「新古今集美濃の家づと」など

本居宣長
「排蘆小船(あしわけおぶね)」 
歌道についての批評精神、古今伝授の虚妄の批判は現代に通じる。

「新古今集美濃の家づと」 
もののあはれのに立つ新古今和歌集の和歌批評。過去の解釈に対する批評、誤読、独断もふくめ学べる。
(中公バックス、日本の名著21)

本居宣長 「排蘆小船(あしわけおぶね)」 
「石上私淑言(いそのかみささめごと)」
(岩波文庫)
原文ですが中公バックスの現代訳のあと読むとおおよそ理解できる。「物のあわれ」にたつ歌論。
源氏物語が対象の「紫文要領(しぶんようりょう)」「源氏物語玉の小櫛(おぐし)」と結ばれた文学観。

「和歌の本質と展開」
(桜楓社、赤羽淑、橋本文美男、藤平春男編著)。
犬養孝「万葉美の世界」がよく、赤人の長歌についての、音数律、内在律、リズムに共感した。
内藤悠輔「歌による異国戦記」は秀吉による朝鮮出兵に従軍した老僧の和歌による戦争記録、悲惨さの批判があり愚かな歴史を学んだ。

「漢文入門」
(前野直彬(なおあき)、ちくま学芸文庫)
漢文は訓読され書かれてきだけれど、その歴史、どういう本質の言葉、表現か、伝えられてきたかを考えることが欠けていたと、古典で読むたびに感じていました。教えられることが多いです。




タグ :本居宣長

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    Posted by 高畑耕治 at 14:00 │エッセイ