2023年06月15日
新しい詩「雨のあいまの」「あなたに」「車道で」「花束に」をホームページ公開しました。
詩 「雨のあいまの」 (短詩)
詩 「あなたに」 (短詩)
詩 「車道で」 (短詩)
詩 「花束に」 (短詩)
☆ 詩集です。
詩集「純心花」(じゅんしんか)
最新詩集。内容 : 純心音(短詩)、愛(間奏曲)、純粋花(長詩)。
言葉が織りあげる音楽。絵画。詩宇宙。全416作品収録。
絵・渡邉裕美
出版社 : イーフェニックス
発売日 : 2022/3/11
単行本 : 304ページ
ISBN-13 : 978-4908112539 インターネット、書店、図書館
2023年06月11日
創作。旋律、色彩
ショパンのピアノ曲はなんど聴き返しても、どうしてこんなにきれいな旋律、生まれたんだろう、と。
求めつづけ、探しつづけ、創りつづけ、見つけられない嘆きのある日に、なぜか気まぐれにふと、ふりそそぎ訪れてくれた、おどろきと喜びと、ときめきと、疲れとかなしみがふるえていて、とてもきれい。
作品の、もっとも大切な、なくてはならない旋律、色彩、かたち、詩句は、無から天才が創り出せるものではなくて、どこからともなく降りそそぎ訪れてくれる、知らずに待ち望まれていた、なくてはならない、それだけその時にしかあらわれでないものを、受けとめ、作品のかたちにして、伝えるのだと思う。
「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」展。アーティゾン美術館。
セザンヌから今も創作中の日本の画家まで、見ごたえのある絵画展でした。具象、抽象、かたち、線、色彩、絵とは?美とは?と想いが豊かになります。
すでにあり権威、常識、流行りだと教えられ、同調を求められ、はめ込まれがちな、形は形、優れたものと学び受けとめたうえで、いったん真っ白まっさらに塗り消した画布、空間に、形と色彩、表現の美を、浮かびあがらせ、驚きときめき、感動を生み出せる創作表現が、ジャンルの境界など超えて好きです。
図録で一枚一枚の絵を見返し思い返すと、絵は一枚それだけしかない絵、原画は画家の筆使いと呼吸と眼差しそのものが塗り込められ宿り今も息していて、複製技術がどんなに向上しても伝えようがなく、圧倒的に良いそれだけしかない姿であるのだと、沁みるように感じます。
2023年06月10日
新しい詩「ニンジン色かなしい朝焼けに」「雨だれ」「水たま」「舟旅」「るる る」をホームページ公開
ホームページ「愛のうたの絵ほん」に新しい詩作品を公開しました。
詩 「ニンジン色かなしい朝焼けに」 (長詩)
詩 「雨だれ」 (短詩)
詩 「水たま」 (短詩)
詩 「舟旅」 (短詩)
詩 「るる る」 (短詩)
☆ 詩集です。
詩集「純心花」(じゅんしんか)
最新詩集。内容 : 純心音(短詩)、愛(間奏曲)、純粋花(長詩)。
言葉が織りあげる音楽。絵画。詩宇宙。全416作品収録。
絵・渡邉裕美
出版社 : イーフェニックス
発売日 : 2022/3/11
単行本 : 304ページ
ISBN-13 : 978-4908112539 インターネット、書店、図書館
2023年06月09日
読書メモ。大乗仏教、神道、伝統色、黙示録。
「一万頌(しょう)般若経」大乗仏教の《空》(くう)は、言葉では伝えようもないことが伝わってくる。
「大乗経典(ニ) 仏教聖典選第四巻」岩本裕、読売新聞社
「金光明経〔七〕弁才天」。女神サラスヴァティーの漢訳名。神奈川江ノ島で今も祀られている女神。讃たんの詩は、とても清らか。古代ギリシャの女性詩人サフォーの「アフローディディー(ビーナス)讃歌」の女神へ捧げるおごそかで美しい詩と響き合うよう。経典のあちこちに当時インドの女性蔑視が雑草のように生い茂る中でも枯れない一輪の、りんとしてきれいな花のよう。
読書メモ「日本神道史 増補新版」岡田荘司、小林宣彦編、吉川弘文館。
古代から現在までの、神道について。
多くの事柄を考えていくための、基礎知識となり、登山口を探し選ぶために、とても良い本。
読書メモ「神道とは何か −神と仏の日本史」伊藤聡、中公新書。
近世まで、神仏習合、本地垂迹(ほんじすいじゃく)説、人神信仰、渡来神、女神、儒学・国学・キリスト教との関わりまで、特に中世を中心に文献に基づき詳しく考察されていて、考えさせられる。
読書メモ「美しい日本の伝統色」濵田信義編著、中田昭写真、パイ インターナショナル。
植物、鳥、動物、浮世絵にかかわる色の名など、季節や染色の仕方まで、多くの日本画、着物、工芸品の絵や写真、和書古典と文芸作品の豊富な引用と織りなされていて、とてもきれいな良い本。
読書メモ「黙示録と幻想 −終末の心象風景」版画展図録、町田市立国際版画美術館。デューラー、詩人ブレイク、ドレ、ルドンなど。聖書、ヨハネの黙示録(最後の審判など)、ミルトン「失楽園」、ダンテ「神曲」の作品群。生と死と幻視、この世と天国と地獄、光と闇、刻まれた白と黒の世界は鮮烈な、美。
2023年06月04日
ジャイナ教。原始仏教、大乗仏教
読書メモ「ジャイナ教徒とは何か 菜食・托鉢・断食の生命観」上田真啓、ブックレット〈アジアを学ぼう〉49,風響社。
古代から現在までの歴史、信仰の根本にあるもの、受け継がれてある現在の姿と生活。とてもよく理解できる。
読書メモ「沙門(しゃもん)ブッダの成立 原始仏教とジャイナ教の間」山崎守一、大蔵出版。
原始仏典、ジャイナ教典を、書かれた言語を丁寧に読み取り、類似と相違を並べて多く引用していて、学ぶことが多い。ブッダのさとりと初期の布教がどのようであったか、についての著者の考察にも共感する。
読書メモ「仏教入門」岩本裕(ゆたか)、中公新書。
この著者には信仰者には脱ぎ去りがたい押しつけがましさはなく、インドからガンダーラ、中国、日本へと伝えられた人間と文化と歴史に対しての視野の広さと学識の深さと、なにより文学に近い眼差しと共感、距離感があり好き。大乗仏教の章に学べた。
大乗仏教経典にはメチャクチャなところが満ちあふれているけれど(仏教に限らずどんな宗教信仰にも)、説教者信仰者は信じたのだからメチャクチャだとは言わない。
言う者を非難するのが信仰だけれども救いの信仰が根深く(偏狭なナショナリズムとともに)殺し合いの人類史の源であり続けるのは悲惨。
ムチャクチャなものでもすがりつき救いを求められずにいられない人の心(例えば観音信仰)も、自分をみつめると、感じとれてわかり共感すると伝えずにいられないのが人間の文化、文学。穏やかだからこそ、人間らしさ、こころを、犯し壊すものに対しては激しく拒み、受け容れることなんてけしてしない。ほんとうに良い、優れた、文化、文学は。マガイモノが満ち溢れていても。
2023年06月03日
新しい詩「やまぶき」、「落花星(らっかせい)」をホームページに公開しました。
詩 「やまぶき」 (短詩)
詩 「落花星(らっかせい)」 (短詩)
☆ 詩集です。
詩集「純心花」(じゅんしんか)
最新詩集。内容 : 純心音(短詩)、愛(間奏曲)、純粋花(長詩)。
言葉が織りあげる音楽。絵画。詩宇宙。全416作品収録。
絵・渡邉裕美
出版社 : イーフェニックス
発売日 : 2022/3/11
単行本 : 304ページ
ISBN-13 : 978-4908112539 インターネット、書店、図書館