たまりば

本・文芸 本・文芸多摩市 多摩市

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
高畑耕治
高畑耕治

2023年05月13日

言葉の生命力

受け継がれるもの。移り変わるもの。絶えるもの。

文語は文語となり、口語と離れて、意味さえ読み取り難くなるほど、時と人とともに移ろい姿を変えるのが言葉だから。

そのことを受けとめるときなおさら、はるか万葉の時代から変わらない姿、響きで受け継がれてきた言葉は、海、波、山、野、日、風、雨、雪、花、滴、心、春、秋、朝、夕、月、子、鳥、どれも愛おしく、これからも受け継がれ息しつづけてほしいと願います。

被写体、モデル、世界の瞬間を、ありのまま写生、模写、写し撮りなぞるのもひとつの表現方法だけれど、それは被写体、モデル、世界の瞬間そのものの美の手渡し。被写体、モデル、世界の瞬間への、感動を、表さずにいられない高められた表現衝動と努力に降り注がれ授けられる結晶が芸術だと思います。

フォークソング、ニューミュージックと呼ばれた、いい歌はおおいけれど、あたらしい歌がもとめられ、生まれてきて、共感されるなら、演歌のように、限られた世代の歌でありつづけて細り消えていっても、いいのかもしれない。






  • 同じカテゴリー(エッセイ)の記事
     詩歌の源のこと、授けられるということ (2024-01-26 21:53)
     詩と、芸術表現について (2024-01-13 10:22)
     詩について (2024-01-06 13:19)
     「現代詩」という廃墟、暗喩の滅びについて (2024-01-06 13:17)
     創作。旋律、色彩 (2023-06-11 07:45)
     読書メモ。大乗仏教、神道、伝統色、黙示録。 (2023-06-09 09:44)

    Posted by 高畑耕治 at 09:33 │エッセイ